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東京湾の海底土セシウム濃度 福島事故以前より、この夏最大で48倍増 政府データで判明(FGW) 「江戸前のお魚」も要注意

tokyowansesiumキャプチャ規制委員会は19日、東京湾の海底土の放射線濃度(セシウム134,137)の測定結果を公表した。それによると福島事故以前の濃度に比べ、今年6月採取分の放射能濃度は基準点で16倍、最大で48倍の高濃度を記録した。福島事故後に発生したブルームの影響で、首都圏に降下した放射能物質が東京湾に堆積し続けていることを裏付けた。

調査は、今年6月に、東京湾の20か所の地点の海底にある土を採取してセシウム134,137の含有量を調べた。2011年3月11日の東電福島第一原発事故以前の、東京湾の放射能データは、10年が1kgあたり3.5ベクレル、09年が4.0ベクレルだった。

これに比べて、今年のデータは、過去の調査時点と同一対照地点で、総セシウム量が66ベクレル、もっとも高いところでは、192ベクレル、最も低いところは2.28ベクレル。09,10年の数値を下回ったのは、この2.28ベクレルの一か所だけで、他の19か所はすべて上回った。

最も低かった一か所は、東京湾の外洋との入口付近で、汚染土壌が外洋に流出したとみられる。反対にもっとも汚染度の高かった地点は千葉県の木更津市の沿岸部で、汚染物質が川から流入して堆積したとみられる。

今回のデータで、福島事故の影響によって東京湾の海底土が汚染されたことは明らかといえる。これらの汚染が海底に生息する生物、それらを捕食する魚類にどう影響するかの調査はまだ十分には行われていない。東京湾は海水の出入り口が一か所だけの閉鎖性水域であることから、汚染された海底土の自然浄化が進むとは思えない。

食卓で注意が必要なのは、福島県産・茨城県産の水産物だけではなく、残念ながら「江戸前」もよく吟味する必要があるといえる。

 

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/9000/8135/24/425_0919.pdf

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