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東京等、関東周辺の大気中セシウム降下継続の原因 一般廃棄物焼却施設からの焼却排ガスか(?)指摘相次ぐ(FGW)

東京都下の一般焼却施設(エントツ付き施設マーク)

東京都下の一般焼却施設(エントツ付き施設マーク)

先月末、原子力規制委員会が公表した全国都道府県別の放射性セシウムの月間降下物量調査で、東京都が前月より3倍近く増加、放射能汚染の長期化がクローズアップされたが、その原因として、東電福島原発からの大気中への飛散の継続よりも、都市部の一般焼却施設からの排ガスによる汚染拡散の可能性が指摘されている。

 

だが東京都をはじめ、関東周辺自治体は焼却施設の安全性や対策について明確な説明をしていない。

 

東京都の3月の放射性物質の月間降下物量は12.5 メガベクレル(1㎢当たり)と、2月の3倍近く増え、福島、群馬両県に次ぐ全国第3位の汚染度を記録した。福島県の値は1150メガベクレルと群を抜いて高く、引き続き福島第一原発から大気中に放射性物質が拡散していることを物語っている。

東京をはじめ関東周辺の自治体での放射性物質検出についても、福島からの放射性物質飛来の継続が疑われてきたが、それに加えて、都市部の一般焼却施設で廃棄物を燃やす際に出る排ガスからセシウムが拡散しているのではとの疑問が指摘されている。

東京小平市の三田医院委員長の三田茂医師は、これまでも放射性物質の子どもたちへの内部被ばく等の可能性を指摘しているが、同市のほか、東大和市、武蔵村山市の3市に重なるゴミ処理施設からの2012年の空間放射線量測定結果が、場所によってはバックグラウンドの値を倍近く上回っていることなどから、「こういうのはゴミの焼却炉と関係しているかなと思う」と分析している。

tonaisesiumキャプチャ

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/4f58ba972d205073de91bc41617e540b

またブログPeace Philosophy Centreは、一般焼却施設の焼却炉で800℃を超える温度で加熱したセシウムの一部は、排ガス中に空気のような気体やミストといったナノメーターレベルのサイズの微粒子形態で存在することが考えられる、と指摘。

これらの微粒子状のものは、現行の焼却施設が備えているバグフィルターやHEPAフィルターなどの、比較的大きいサイズのダストを捕捉するフィルター設備では補足できず、大気中に放出されている可能性が高いと警告している。

http://peacephilosophy.blogspot.jp/2013/11/blog-post_22.html

排ガス中のミスト状態の微粒子等を測定するには、放射性物質のガンマ線がNal, Cslなどの結晶を発光させる現象を活用したシンチレーション方式の検出器の使用が有効で、福島第一原発の廃棄物質を処分するための焼却施設では同方式の検出器を導入しているという。

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しかし、東京を含む関東周辺の自治体にはそうした機器の導入計画はなく、法的な義務付けもないことから、対応がとられないままとなっている。Peace Philosophy Centre の樗木博一氏は、早急な対策を求めている。

 

 

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